あなたは、どういう状況なら、自分の悲しさを語れますか?
そういわれるとわからないけど、自分が、自分の悲しさや感情を語った時のことを思い浮かべてみるといい。
どんなときに、悲しいことや感情を語っただろうか。
がんを語る集いで、私が、「父親が死んだとき泣けなかったですよ」と話した。その発言は、泣くことに意味がないじゃないか、と悲しみを表現できない変な私が、羞恥心を感じながらの、勇気ある発言だった。
すると、「そうそう、俺もそうだったよ」「そうでもいいんじゃない」というみんなの声が返ってきた。
安堵感と共に、泣かなかった自分の羞恥心にこだわっていて、本当に泣けない自分の感情に向きあってないことに気がつかされたのだった。
話す人・状況の信頼感と自分の心にうごめく話したい動機とが、話すタイミングとなるのだろうか。
相手の心を聴く勉強をしている私たちだが、自分の身になって考えてみることは、大切なことである。
この会は闘病者、病の方を看護している家族、愛する人を失った遺族、そして興味を持っている人達が集まり語り合う場です。
毎月26日に夜18:00~21:00の時間でやっております。場所は南福寺というお寺です。
会則、会員制度なし、のフリースペースを提供します。自己紹介の時、偽名も可、今日来た理由・目的も言いたくなければ黙秘も可としています。心が向いたら、どうぞおいでください。参加費として300円頂いております。座長は渡辺弘敦があい勤めます。